ども!
読書好きなライフコーチ 兼 ド底辺サラリーマンのけんいちです!
「自己啓発書を読んでみたいけど、何から読んだらいいかわからない!」
そんな方に、心理学やコーチングを仕事にしている僕がオススメする本をご紹介します!
それはコチラ!
人生哲学や成功哲学に関する作家で「自己啓発運動の先駆者」とも言われているジェームズ・アレンの著書です。
1903年にこの本の初版が発行され、ベストセラー「思考は現実化する」のナポレオン・ヒルや、ナイチンゲールやガンジーなども影響を受けたといわれています。
今回ご紹介する『新訳・原因と結果の法則』は100pほどで比較的読みやすさもあるので、自己啓発書を読みたいけど何から読んだらいいかわからないという人にはオススメです!
それでは、書評して参ります!
こんな人にオススメ!
・自己啓発書を始めて読む人
・いろんな自己啓発を読んできた人で学び直したい人
・心理学、コーチング、カウンセリングを勉強している人
すべての自己啓発書の原点ともなっている本だと思うので、今から学ぶ人、学んできたけど、改めて立ち返りたい人などにオススメです。
この本の要点と僕が伝えたいこと
人間は自分が思考した通りの人間になる。
思考は環境にも影響し、自分の健康にも影響する。外側だけ変えても自分自身の中身が変わっていないと、何も変化はしない。
自分の身の回りや外部のことを変えていきたいのなら、自分自身を変えていくこと。
そして、自分がこうなりたいというビジョンを持ち、そのビジョンと自分の思考を結び付けることが大切。
自分が描いているビジョンが未来の自分の姿である。
すべては自分に責任があり、自分の心の中を整えて平和であり続けるように努めよう。
自己啓発とは、自分の心の内側を整えること
自己啓発という言葉はよく使われますが、Wikipediaによると、
『自己を人間としてより高い段階へ上昇させようとする行為』
と説明されています。
高い段階ってどんなところでしょう。
それは人それぞれ違うかもしれませんが、自分がこうなりたい!という人生の目標やビジョンなんじゃないかなと思います。
その高い段階に登るための出発点になるは『思考』だと思います。
「お腹が空いたからご飯を食べる」
「体を動かしたいからサッカーをする」
「旅行に行きたいからお金を貯めるためにバイトする」
すべて、思考があるから行動につながっていますよね。
行動は思考の花といえるでしょう。そして喜びや悲しみはその果実です。人は自分の思考を通して、自分の人生において甘い果実や苦い果実を手に入れているのです。(18pより引用)
思考が生み出したものが行動で、その結果として喜びや悲しみが生まれるということです。すべての出発点が「思考」なので、「嫌だなーー」と思うことがあったとしても出来事のせいにするのではなく、自分の思考がそうなっていないか確認しましょう。
これは僕もよくやっていることです。
仕事でやりたくない仕事をやらないといけなくなったとき、今までは「めんどくせー」と思いながらやっていました(笑)
でも、自分の「思考」について考えた時、その仕事が自分の苦手とする分野の仕事だったから、嫌だと感じていたのです。
「単純に苦手だったからなんだ」とわかると気が楽になりましたし、得意な人に任せて自分がもっと得意な違う仕事を引き受けたりするとスムーズにことが運びました。
何が起きても出来事のせいにしない。
自分の思考がどうなっているか考えると変化が起きます。
外側だけ変えようとしても成功しない理由
人は幸せと健康と豊かさを手に入れるまでは、人間としての存在を十分に謳歌することができません。幸せ、健康、豊かさは内面的な精神が外の環境とうまく調和した時に起こります。(44pより引用)
内面と外側の調和とはどんなものでしょう。
筆者は「環境と闘う」という表現を使っています。
環境と闘っているようでは、幸せにはなれないのです。
「自分がお金持ちになれないのは、会社のせいだ」
「結婚できないのは、出会いがないからだ」
というように、原因を外側に求めて、自分の環境=悪という解釈で闘ってしまっているとうまくいかないということですね。
自分の思考(内面)と環境(外側)が一致するときに幸せを感じることができるのです。まずは自分の理想のビジョンを設定し、それに向かって行動していけば周りの環境が変わっていきます。
周りの環境が変わり、自分の理想と近づいていくと、心の底から幸せだと思えるのではないでしょうか。
ダイエットについても参考になるなぁと思ったのが以下の文です。
たとえ食生活を改善しても、その人が考え方を変えない限り、役に立ちません。考え方を清らかにすれば、身体に悪い食べ物は自然と欲しくなくなります。(57pより引用)
かなり真理だなぁと感じました。
ダイエットしようと思ってもたいした理想や目標がなければ、思考は変わっていないので、「別にやせなくていいや」とか思って失敗します。
やはり高名なビジョンが必要なんですね。
心の平和がすべての原動力
心の平和と呼ばれるこの上なく貴重な人格を身につけることは私たちの究極的な目標、魂の結実です。それは知恵と同じように貴重なものであり、黄金よりも素晴らしいものです(97pより引用)
ジェームズアレン氏の言葉はとてもきれいで神聖な感じがあり、読んでいるだけで心が現れるようです(#^^#)
自分も心の平和をもっと求めていきたいなと思いました。
すべての行動は思考から生まれるので、まずは自分の内側を整えることですね。
心の平和。自分にとっての平和って何なのか?人それぞれ求めるものは違うので共通な平和などはないと思っています。
どんなに苦しいことが起きても、どんなに失敗しても、常に自分のビジョンがあればそれに向かって邁進していくだけ。そうすればどんなことも乗り越えられるよ、と勇気をもらいました。
自分が人生をかけてやりたいこと、何が幸せだと感じるか、自分と向き合うキッカケにもなる本でした!
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。