ども!
ライフコーチ 兼 ド底辺サラリーマンのけんいちです!
チームや組織で問題が起きた時に、解決する良い方法は何か?
それを考えたときに、使えるモデルがあります!
それはコンサルタントのベックハードという人物が考えた「ベックハードモデル」というものです。
問題解決を考えるときのフォーマットを理解して、トラブルのときにスムーズに解決できるようにしましょう!
(約4分で読めます)
チームの問題解決に使えるベックハードモデルとは?
アメリカの組織コンサルタントのリチャード・ベックハード氏(1918-1999)が考えた組織運営に役立つモデル。
以下のようなものです。
一番上から「目標」「役割」「手順」「関係性」。上から順に重要なものですが、土台になるのは一番下の「関係性」 になります。
どこに問題があるかをチェックするのに役立つ指標です。
ひとつずつ解説しましょう!
目標
目標は組織運営の中で一番大切なものですよね。目標がない組織なんて存在しないと思いますが、組織が大きくなればなるほど末端の人まで目標やビジョンが伝わっていないこともあります。
まさに僕がいる会社も、うまく伝わってないなーと感じることがあるんですよね。
トップダウンの仕事を任され、「なんのために今やる必要があるのか?」ということが曖昧なまま仕事が進むことがあります(汗)
目標が組織全体に伝わっていないと、下の人たちはやらされ仕事になりますし、上の人たちばかり突き進んで、思いのすれ違いがおきます。
定期的にメンバー全員に目標が浸透しているか確認すべきですね。
以下をチェックしよう!
・目標やビジョンは明確か?
・メンバーが全員、目標を把握しているか?
・メンバーから賛同を得ているか?
役割
それぞれのメンバーの役割がハッキリしているか?ということが大事です。
上司には上司の役割がありますし、中堅社員には中堅社員の役割がある。
新人にだって、新人の役割がありますね。
目標達成のためには、皆がそれぞれの役割を把握して、全うすること。
うまくいかず問題が発生したときは、その役割分担も明確になっているかを確認しましょう。
以下をチェックしよう!
・メンバーの役割は明確になっているか?
・それぞれの資質を生かした役割になっているか?
・トラブルが起きた時、誰がどういうときに対処できるか決まっているか?
手順
目標が決まり、メンバーの役割も明確になったら、次は行動に移す手順が明確になっているかどうかが重要になります。
大きなビジョンを達成するために、進捗が管理できるような中間目標や指標はあるでしょうか?
僕の会社の場合、年間の売り上げ目標がある中で、毎月の売上目標があります。
一年の目標だけ掲げても、ボヤッとしすぎてるので毎月チェックするようにしています。
営業職の人であればこのように毎月の売上管理はするでしょう。
月ごとの売上管理、もしくは日毎の売上管理のように、途中で進捗をチェックできる指標を立てれば、何をするべきか?も見えてきます。
メンバーそれぞれの役割から、目標達成の手順を設定しましょう。
以下をチェックしよう!
・目標達成までの手順が明確になっているか?
・途中で進捗が管理できる指標が設定されているか?
・問題発生時の対処法もあらかじめ決まっているか?
関係性
組織のメンバー同士のコミュニケーションや人間関係の状態は良好かどうかが重要です。
組織や会社は人で成り立っています。
その人同士のコミュニケーションがうまく取れていないと組織は機能しません。
個々人は能力があるのに、うまく組織として機能していないなんてことはあり得ますね。
僕の会社でも、それぞれの役割を理解して、しっかりコミュニケーションが取れてる部署は雰囲気もいいし売上もいいですね。
人は感情で動く生き物なので、どうしても合う合わないはあるでしょう。
メンバーがどう思っているかを把握することがまず大事ですので、組織のリーダーは常にメンバーとの面談やコミュニケーションを絶やさないようにするべきですね!
以下をチェックしよう!
・メンバー同士の人間関係は良好か?
・コミュニケーションが円滑になるような雰囲気が作れているか?
・うまくいってない人同士のサポート体制は出来ているか?
部下の育成にも使える!
ベックハードモデルは問題解決だけではなく、部下や後輩の育成にも使えます。
目標 → 組織や会社の目標やビジョンを伝える。
役割 → 部下や後輩の役割や何に期待しているか伝える。
手順 → 目標達成のためにその人の役割に合った手順を伝える。
関係性 → 組織の中での人間関係が円滑に行っているかフォローする。
このモデルに沿って育成すれば、自主的に動く人材を育てるのに役立つでしょう。
特に僕は目標やビジョンをしっかり伝えることが大事だなと感じています。
僕は今はいわゆる中堅社員ですが、思いが伝わってないと後輩もついてきてくれません。
このベックハードモデルを意識しながら後輩育成を心掛けていきます!
組織の問題に直面したときにはぜひ、このベックハードモデルをベースに考えてみるといいと思います(^^♪
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。