ども!
ライフコーチ 兼 ド底辺サラリーマンのけんいちです!
人を許す余裕が生まれると自分にも良いことが起きます。
その原理を心理学的に解説していきます。
あなたに対してひどいことをしてきた人をあなたは許せるでしょうか。
「やられたらやり返す!」という考えの人もいるでしょう。
嫌味な先輩から意地悪をされたり、恋人に裏切られたり。
そんなときに人を許せるとどんなことが起きるか紹介していきます。
(約4分で読めます)
人を許すことがもたらす恩恵
人を許すことができると、自分も許してもらえるようになります。
「返報性の原理」というものが、人間には働くのです。
これは「人に何かされたら、そのお返しをしたくなる」という心理法則です。
良いことにも悪いことにも働きます。
だから、人から意地悪をされたり、嫌なことをされたりするとやり返したくなるのは自然の原理なのです。
やられたらやり返したくなってしまうんですね。
でも、そこでやり返したとしたら、そのあともずっとその人とは不穏な関係で、ことあるごとに意地悪をされるでしょう。
相手の意地悪な行為や相手のミスを許すようになると、その負のスパイラルが遮断されます。
僕も仕事で、自分に被害が被るようなミスを他の人にされたことがありました。
いつもなら厳しく指摘し、注意してもらうようにしていますが、それをあえて厳しくは言わず許したときがありました。※もちろんミスはしてほしくないので、キッチリ対策を打ってもらうようにはしましたが。
そうすると、あるとき自分がミスをしてしまったときに、まったく対応が違ったのです。いつもはこちらがミスをしたらかなり厳しいこと言ってくる人も、対応が温和になりました。
自分が変わると相手も変わるんだなということを実感した体験でした。
ひどいイジメや自分に傷害が起きるようなことはもちろん許せるようなことではありません。
ただ、それに対しても、またイジメでやり返すようなことをしては良いことは何ひとつ起きないのです。
恩を売る、徳を作るというのが僕はとても大事だと思います。
攻撃は攻撃しか生まない
先程書いたように、攻撃に対して攻撃をし返しても、何も良いことは生まれません。
返報性の原理を理解して、自分に良いことが返ってきてほしかったら、良いことを行いましょう。
悪口を言われても、悪口を言い返さない。
いじわるされて仲間はずれにされても、その人に仕返しをしない。
誰かが自分に迷惑をかけてきても、許してあげる。
良いことも、嫌なことも循環していきます。
「嫌なことが続くなー」って感覚を経験したことがある人も多いと思います。
これも、「嫌だ」という気持ちがまた「嫌だ」という感情を呼び、負のループになっているだけだと僕は考えてます。
嫌だと思っても受け入れる。
負の感情は自分のところで遮断しましょう!
どうしても人を許せない人が意識するべきこと
「そうは言っても、あいつちょーイラつく!!」と感情が抑えられない人もいるかもしれません(笑)
そういうときは、相手に意識を向けるのではなく、自分の沸き起こった怒りや悲しみの感情に意識を向けてみましょう。
「なぜ、怒ったのか?」「なぜ、悲しくなったのか?」
自分の感情を掘り下げていくと、怒りが収まりやすいです。
「実はこうしてほしかった」とか「もっとこういう風にしてほしかった」とか、自分の本当の欲求が見つかってきます。
その気持ちを知ってどうしても許せないのならそれを相手にぶつけましょう。
それは決して「攻撃」ではありません。
「本当はこうしてほしかったから、悲しい気持ちになった」
と伝えると自分の気持ちもスッキリするでしょう。
どうしても人を許せないときは、ただ怒りをぶつけるのではなく、なぜ怒ったのか自分の気持ちを明確にして伝えてみましょう。
僕はイラっとしてもなんとか気持ちを落ち着けて(笑)、冷静に自分の気持ちを伝えるようにしています。
許すことは自分を生きやすくすること
人を許せる心を持つようにしましょう。
人間には、返報性の原理が働いて、やられたことをやり返したいという気持ちになるのです。
人を許すようにしたら、自分も許してもらえるようになります。
許すことは自分の人生を生きやすくするのにとても良いことなのです。
辛いこともあるかもしれないですが、許すってとても心地よいことですよ。
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。