ども!
ド底辺サラリーマンのけんいちです!
突然ですが、世界一のベストセラーって何かわかりますか??
そう、聖書!!
紀元前からあるものなので、発行部数は正確なのはわかっていませんが、3,880億冊と言われています!!
ケタ違いですね。笑
それだけ世界的に読まれている聖書ですが、日本人だと中身を知らない人も多いですよね。
「聖書ってキリスト教の教えでしょ?」
「宗教のことはちょっと....」
と敬遠しがちな人もいるかと思いますが、聖書を知っていくと、より世界のことがわかるようになるんです。
世の中の美術品の多くは聖書をモチーフにしたものが多かったり、「目から鱗が落ちる」という言葉や「1週間が7日間な理由」もすべて聖書に由来しています。
聖書を知ると、知識や教養が増えます。
とはいえ、ハードルが高そう...
「聖書の中身をわかりやすく知りたい!」
そんな人にオススメの本をご紹介します!
それはコチラ!!
そもそも聖書って何が書かれてるの?
誰がなんのために作ったの?
そんな初歩的なことがわかりやすく書かれているので入門編にピッタリです!
こんな人に読んでほしい!
・聖書をこれから読もうとしてる人
・世界情勢について理解を深めたい人
・知識や教養を増やしたい人
この本の要点と僕が伝えたいこと
聖書は、世界的ベストセラー本なだけあってそれだけ人を魅了する物語がいっぱい詰まっています。また、聖書に影響を受けた人もたくさんいて世の中には聖書をモチーフにしたものが溢れているのです。
世界に20億人もいるキリスト教信者のバイブルである聖書を知り、宗教の根底にある考え方を知ることで、世の中の出来事についても理解できるようになります。
聖書を知ることは世界を知ることにつながるんです!
聖書って何?
まず、聖書って何か?ということについて。
聖書はキリスト教の教えだと思っている人がいますが、それだけではないんです。
聖書には、「旧約聖書」「新約聖書」という2部あります。
「約」という字があるように、聖書は「神と人間との契約の書」なのです。
「これを守ったら幸せにしてあげるぜー」という神から授かった守るべきことが書かれています。
旧約聖書と新約聖書の違いは以下の通り。
《旧約聖書》
古代イスラエル人とその子孫のユダヤ人によって紀元前4世紀までに書かれた書物。
紀元前17世紀に生きたと言われている古代イスラエルの預言者アブラハムやモーセが神から授かったと言われているお告げについて書かれています。
そのお告げ=戒めを守ることでイスラエルは神からの恩恵を受けられるという内容で、ユダヤ人の歴史の書でもあります。
旧約聖書には、有名な「天地創造」「アダムとイブ」「ノアの箱舟」などの話もあります。
世界が創られた頃から、生き延びてきた数々の苦難などが書かれているので、ユダヤ人にとっては歴史書とも言えるのが旧約聖書なのです。
非常に面白いのは、「ノアの箱舟」などは神話だと思っていたら、実際にあったのではないか?という物的証拠も見つかったりしていること。
本当に人類を飲み込むほどの大洪水があったのか?
そんなワクワクするようなロマンがたくさん詰まっているんです!
神から言葉を授かったと言われる預言者アブラハムは紀元前17世紀に生きた人。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教すべての開祖としてあがめられています。
ここからもわかる通り、旧約聖書はキリストが生まれるもっと前の話なんですね!
《新約聖書》
イエス・キリストの一生から、その教えまでが、キリストの弟子たちによって書かれた書物。
救世主イエスを神と崇め信仰し、人を愛すれば皆救われるという内容が書かれている。
キリスト教というのは、イエス・キリストが布教したものではなく、キリストの教えをその弟子たちが「これは残すべきだ!」と布教して広まったものなのです。
自分の教えを「キリスト教だ」と言ってイエスが布教したものではないんですね。
イエス・キリストはユダヤ人でユダヤ教徒でした。しかし、ユダヤ教は「ユダヤ人以外は救われない!」という信仰だったので、それに疑問を感じたイエスが「祈りを捧げるものはすべて救われる」と説いていきました。
それに感銘を受けた弟子たちが信仰し、布教したのがキリスト教なのです。
だから、新約聖書というのはイエス・キリストの教えが詰まった本なんですね!
聖書はキリスト教だけのものではない?!
僕は、聖書ってキリスト教の教えが書かれている本だと思っていました。
しかし、ユダヤ教も聖書をバイブルとしてるのです!
ユダヤ教は「旧約聖書」を聖典としています。
天地創造から、イスラエル人の苦難までを描いているのでイスラエル人の子孫であるユダヤ人にとっては当たり前っちゃ当たり前ですよね。
そもそも旧約聖書、新約聖書という区別もキリスト教だけのものです。
ユダヤ教では、新約聖書は聖典と認めていません。
聖書のおもしろエピソード
知っているようで知らない聖書の有名エピソードをひとつご紹介します。
ノアの方舟
ノアの方舟って「大洪水から人が逃げた」ってことくらいしか知らなかったですが(笑)、とても面白い話なんですよね。
紀元前3,000年頃の話と言われています。
初めての人類と言われているアダムとイブの子孫であるノアという人がいました。
神は人間を創りましたが、人間はどんどん増えていき、だんだん神を信仰しなくなってきました。
それに怒った神が、調子に乗った人間を「一掃しよう!」と大洪水を起こすのです。
怖すぎ!笑
ただ、神を敬うノアだけは大洪水のことを神から先に知らされており、方舟を作って大洪水を乗り切って生き延びたというお話。
この生き残ったノアの子孫が預言者アブラハムなんですね。
そのまたアブラハムの子供のイサク、孫のヤコブという人たちが神から「カナンの地」を「約束の地」として与えられました。
カナンの地は今のイスラエルのパレスチナ地区にあたります。
このことから、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教にとっての聖なる地となったんですね!
他にも、面白い話がたくさんありました!
アダムとイブは禁断の果実を食べてどうなったのか?
アダムとイブの子供たちによる人類初の殺人とは?
イエス・キリストを囲む「最後の晩餐」の本当の意味とは?
イエスを裏切ったユダは本当は裏切り者ではなかった?!
今まで、聖書はよくわからず敬遠してましたが、ひとつのスケールのでかい物語を読んでいるようでとても面白いなと感じました!
聖書を読むことは、世界を知ることにつながる
宗教にあまり接点がない日本人には馴染みがないかもしれないですが、先ほどの約束の地カナン=パレスチナは、どの宗教にとっても聖なる地になるので、このパレスチナにおいて争いごとは絶えません。
今の世界情勢の問題も宗教が絡んでることが多くあり、また、それは聖書の話に関わってくることが多いので聖書を読むことは世界で起きていることを知ることに繋がります。
また、「ダビデ像」の作者ミケランジェロや、「最後の晩餐」を描いたレオナルド・ダヴィンチなど、聖書にまつわるストーリーに影響された芸術家もたくさんいます。
なので聖書のストーリーを知れば、世の中の美術品の理解ももっと深まります。
聖書を知ることは世界を知ることにつながる。
今回読んだこの本は、そんなことを教えてくれました!
少しでも聖書に興味があり、これから読みたいなと思ってる人にオススメです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ではまた。
ざす。