ども!
ド底辺サラリーマンのけんいちです!
僕は普段、営業の仕事をしていますので、取引先との商談の場を和ますために雑談を取り入れます。
しかし、ありきたりな天気の話とか、最近のニュースとかしか話題が出せず、あまりトークも続かなかったりとなかなか雑談がうまくいきません。
雑談力を上げたいな、と思ったときに読んだ本をご紹介します!
それはコチラ!
齋藤孝さんの著書です。
すぐ活用できるものが多いのでとても役に立ちます(^^♪
それでは、さっそく書評していきます!
こんな人に読んでほしい!
・初対面の人と会話が続かない人
・人と接する営業職の人
・雑談力を高めたい人
本をたくさん出していたり、テレビ番組にも出たりする教養力のある齋藤孝さんの著書。
話すことが仕事の人にはうってつけですし、初対面の人との会話が続かない!という人にもぴったりな本です。
この本の要点と僕が伝えたいこと
雑談力を上げたい人にオススメな本ですが、テクニックがたくさん書いてあるわけではないです。「雑談とは何か?」「雑談に必要な考え方は?」などが中心。雑談力を学ぶ入口のような本になっています。
雑談とは、その場の空気を作るために必要なこと。
「何か話題を作らなきゃ」と力まなくても大丈夫。雑談に必要なのことは聞き役に徹すること。
相手主体で、相手の話に興味を持ち、質問を繰り返せば雑談は続けられるのです。
『雑談力』は場を和ます力
雑談は、場を和ますために必要なものです。
雑談というのは人間関係やコミュニケーションにおける”水回り”的な役割を持っています。わかりやすく言えば、若い人たちやお笑い芸人たちがよく言う「空気読めよ!」の”空気”、これを作るものが雑談です。その場にいる人たちと同じ空気を共有するため、場の空気を作るために雑談があるのです。(20pより引用)
相手はリラックスしているのに、こっちは緊張していたら同じ空気を共有しているとは言えないですよね。笑
コミュニケーションを取る人たちと同じ空気を共有するために雑談はあるということです。
自分ひとりと大勢の前でのスピーチもそうだと思います。 聴衆の方たちと同じ空気感にするために、スピーチやプレゼンは最初の「掴み」が大切ですよね。
雑談力は空気づくりに必須のスキルなのです!
雑談力を上げるのに特別なスキルはいらない!
雑談力はトーク力だと思いがちですがそうではない。
雑談力がある人は「聴く力」があると言います。
忘れてはいけないのが、雑談の極意は相手本位、ということ。
自分の関心事ではなく、相手の関心事から話を引き出していかなければ、雑談はなかなか成立しません。(中略)
振られた話題について、知らなければ、まずは聞き役に徹すること。そして、相手の話題に何でもいいから乗っかって、切り返してみることです。(58pより引用)
僕は個人的にこれが目からウロコだったなぁと思いました。
雑談をして話を盛り上げるにはいろんな話題を振って、自分の共通点を見つけることが大事だと思っていました。
しかし、この本には、自分が興味のないことでも、とりあえず質問をして、話をすることが大切だと書かれています。
その考え方の根底には、「人は話を聞いてもらうことが好き」というのがあります。
どんな人でも、話を聞いてもらうのはとても心地よいことなのです。
例えば、僕の場合はゴルフはまったくわかりませんが、相手がゴルフが好きということであれば「どれくらいの頻度で行くんですか?」「スコアってどれくらい行くと上手いんですかね?」と聞けば話が続きます。
雑談にオチはいらないので、相手に気持ちよく話をさせて、場の雰囲気を和ませればいいのです。
雑談力に特別なスキルはいらないのです。
雑談の主役は相手だと認識すること
雑談は自分の面白い話をして盛り上げよう!というものではありません。
先ほども引用しましたが、「『雑談は相手本位』であること」というのがこの本では何度も強調されています。
話題がどうしてもなかった場合は、相手の持ち物や着ているもの、その人が興味ありそうなニュースのことなど、なんでもいいから話題を振り、そして相手にしゃべらせることが大切です。
このように、雑談力とは、トークスキルではなく(もちろんトーク力があるに越したことはありませんが)、場を和ませる力のこと。
そして、場を和ませるまで、相手主体で話をすることが雑談そのものなのです。
「雑談力を上げるためにが、トーク力は必要ない」と知って、肩の力を抜くことができました(^^♪
僕も初対面の人との雑談では、相手本位で会話をし、身の回りのことから話題を振って相手が気持ちよく話したくなるような雰囲気づくりを心がけようと思いました!
この本には他にも、『どうしても話題がなかったときの話題の選びかた』『雑談で和みやすくする方法』なども書いてあるので、とても役に立ちます!
『雑談力』を上げたい人はぜひ!!(^^♪
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。