ども!
ド底辺サラリーマンのけんいちです!
心理学には、ビジネスでも日常でも使えるものがたくさんあります。
今回は『プライミング効果』について書きます。
人間の意識の9割は無意識だと言われています。
プライミング効果も無意識に働きかけるものです。
プライミング効果を良く知り、
「知らぬ間に思考をコントロールされてた!」なんてことにならないようにしましょう!
(約4分で読めます)
プライミング効果とは
✅プライミング効果
先行した刺激の処理が、後の同一刺激や関連する刺激に影響を与えること
受けた刺激や得た情報は、次の行動に影響しやすいということです。
有名なのは『10回クイズ』ですね。
ピザと10回言った後に、ひじを指差し「ここは?」と聞くと「ひざ!」と答えてしまうアレです。
他にも、例えば赤い車を見せた後に、「なんでもいいので果物を思い浮かべてください」というと「リンゴ」「イチゴ」など赤い果物を言う確率が高い傾向にあります。
先行する刺激をプライマーと言い、
影響を受ける刺激や行動をターゲットと言います。
人の意識の9割は無意識。
無意識から行動を起こすことが多いのです。
別に食べたいとも思ってなかったイタリアンが急に食べたくなったり。
普段気にしていなかったけど、兄弟に会いたくなったり。
無意識という潜在意識が、顕在意識に働きかけることが多いのです。
プライミング効果は、そんな無意識に働きかける刺激のこと。
これは日常生活でも僕たちは結構、影響を受けています。
また、ビジネスでは、商品を買ってもらう「購買意欲の促進」にもよく使われます。
具体例を見ていきながら、自分がどう使えるか考えていきましょう!
プライミング効果の活用方法
ビジネスで主に活用する方法は、「購買意欲の促進」です。
CMやSNSはその類です。
「健康に気をつけないと、やりたいこともできなくなりますよ!」とアピールした後に健康サプリメントを宣伝する。
「着られる服がなくなってきた。もっとオシャレしたいですね!」と呼びかけた後に、ダイエット器具を売る。
こんな感じで、潜在意識を刺激して、後の行動に影響を及ぼそうとするのが、プライミング効果です。
営業マンでも使えますね。
単純に商品やサービスのメリットを伝えるのではなく、お困りごとを刺激するのです。
「台所って狭いですよね。こんなにコンパクトな食器洗浄器あったらとても便利ではないですか?」
というように、欲求を刺激してから商品やサービスを売りましょう。
メルマガやSNSで事前に宣伝するのも効果的です。
プライミング効果の注意点
プライミング効果の注意点ですが、自分が浪費しそうになったら、誘惑されてないか考えてみましょう!
『購買意欲の促進』に使える心理学なので、街中ではプライミング効果を使ったものが溢れています!
本当に欲しいものならいいですが、「買いたい!」と思ったら一度落ち着きましょう。笑
店員さんのうまいトークに乗せられてないか?とか。笑
僕の場合は、それを手に入れた自分を想像してみます。
ただ物欲が満たされるだけなら買うのを止めるし、自分にとってメリットしかなければ買います。
その他にも、偏った考えに傾倒しがちになる危険もあります。
あまり好きではない芸能人がいたとします。
その人がまともな正論をテレビで言っていたとしても「嫌い」という先入観がプライミング効果として働き、どんな意見にも反対してしまう傾向にあるのです。
僕も実際、似た経験がありました。
嫌な上司がいて、今考えるとまともな指導をしていたと思うことでも当時は「嫌い」という感情が先行してやることなすこと全部嫌だったんです。笑
このように正常な判断ができなくなるのもプライミング効果が関係してくるので注意が必要です。
とにかく主観的になりすぎていないか?ということを意識してみましょう。
無意識は変えられる
人の無意識は変えられるのです。
無意識に植え付けたいことを意識的に行っていけばそれは潜在意識として自分に根付きます。
夢の実現にもプライミング効果は使えます。
自分の行動力を上げるために、行動力のある人の話を聞くのも効果的。
「必ず成功する!」と自分に暗示をかけるのもいいです(=アファメーション)。
行動に影響しそうなポジティブなことを取り入れるのです。
僕も日頃、感謝をしたり、笑顔を意識したり、誰か良い刺激をくれる人に会いに行ったりしています。
ポジティブなプライミング効果を与えるのに役立ちそうな記事はコチラ。
プライミング効果は、良いほうにも悪いほうにも作用します。
自分が決めた行動をとれるように、うまく活用していきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。