ども!
ド底辺サラリーマンのけんいちです!
歴史は繰り返すと言われます。
歴史上の人物のストーリーを聞くと現代でも役に立つエッセンスがたくさん詰まっているんです!
日本史の偉人から学べる教訓シリーズ。
今回は「和気清麻呂」です!
和気清麻呂とはどんな人だったのか?!
歴史を楽しく学べて現代に活かせることを書きました(^^♪
やったことはとても素晴らしいのですが、あまり知られていない和気清麻呂のエピソードをご紹介し、現代でも学べるエッセンスを書いていきます!!
(約3分で読めます)
和気清麻呂ってどんな人?
和気清麻呂は、733年に今の岡山県(備前国)で生まれた貴族でした。
764年に「藤原仲麻呂の乱」という反乱がありました。
当時の孝徳上皇に対する反乱でそのときに活躍した和気清麻呂は、褒美として位を与えられます。
天皇家に寄与するエリート貴族でした。
実は和気清麻呂は、お札の肖像画にもなった人だったんです!
それは明治時代の10円札でした。
和気清麻呂の功績をたたえて、戦前はこのように「日本に貢献した人」として崇められていました。
また、天皇の血筋を守ったのも和気清麻呂で、彼がいなかったら天皇家は断絶してしまっていたかもしれないのです!
このように、日本の歴史の分岐点になった人は何をしたのでしょうか?!
権力にもビビらず間違っていることには「ノー」と言う
当時、道教という悪人と呼ばれる僧侶がいました。
日本三大悪人ともいわれるひとりです。
何がそんなに悪かったかと言うと、権力に執着して、横暴な政治を行っていたのです。
当時の孝徳上皇は女性でした。
道教は、孝徳上皇と密接な男女の仲になっており、気に入られていました。
今でいう枕営業の男バージョンという形で出世したのです。
貴族でも天皇家でもない僧侶が高い役職に就いていたのは超異例でした。
そして孝徳上皇に気に入られて権力をふりかざしていたときにさらに欲が生まれます。
「俺も天皇になりてぇ」
すると、道教は、こんな噂を流させます。
「道教を天皇にすると、日本が平和になるらしいよ」
なんともまぁ、根拠のない噂を立てたのか(笑)
これは今の大分県にある宇佐八幡宮(当時は宇佐八幡)からの神託だという名目で流れた噂でした。
これを「怪しい」と思った和気清麻呂は真実を確かめに行きます。
結論、大嘘でした。
「天皇の血筋を守らないといけない」と思った和気清麻呂は、本当のことを告げて公表ます。
もちろん道教は怒り爆発。
和気清麻呂は、当時の鹿児島県にある大隅国へ左遷されます。
これを宇佐八幡宮神託事件といいます。
しかも、道教から名前を「別部穢麻呂(わけべ の きたなまろ)」と改名させられて左遷されたのです。
「きたなまろ」って中学生の悪口か!と思いましたが(笑)
もし、この嘘を黙っていたら、安泰な地位を維持できたはずですが、和気清麻呂は、権力に屈せずNOと言ったのです。
その後、孝徳上皇は称徳天皇という名でもう一度即位して政治を行っていましたが、崩御すると、道教の権力も失墜していきます。
平安時代を築いた桓武天皇が即位すると、和気清麻呂は元々職務に当たっていた経験もあったので、昇進して再度また位に就くことができたのです。
和気清麻呂から学べる教訓
和気清麻呂から学べる教訓は「権力に屈せずノーと言う姿勢」です。
これは現代でも同じようなシチュエーションってありそうですよね。
会社で派閥があり誰かひとりが権力を握っている。
その人が間違っている方向に会社を進めようとしているときにノーと言えるか。
ノーと言ったら左遷される、、、
自分の地位もあるし、ノーと言うのは、怖いかもしれません。
でも、間違っていると思っていることを自分もするということは自分の心に嘘をつくこと。
その先ずーっと辛くなります。
その「うしろめたさ」をずっと抱えて生きていくことになります。
最後は正直者が勝つってきれいごとかもしれませんが、僕はそう思います。
和気清麻呂は後々出世しています。
だれかひとりの権力なんてその人が退いたらすぐ消えてしまうものです。
一瞬で消えてしまう権力より一生残る自分の信念を信じましょう。
和気清麻呂はそんなことを教えてくれました。
後世、江戸時代末期の孝徳天皇は和気清麻呂をたたえ、護王大明神という称号を与えました。
和気清麻呂がノーと言わずに、道教が天皇になっていたら天皇の血筋は途絶えていたかもしれないのです。
「天皇を護った」という意味でこの称号が与えられました。
そして10円札の肖像画にもなり、各地に銅像もあります。
また、産経新聞は「皇統の断絶という、日本最大の危機を救った人物」と称賛しました。
僕も名前だけしか聞いたことなく、こんなヒーローなぜ今まで知らなかったんだ!!と後悔しました(笑)
僕も自分の信念に背くようなことがないよう、誰に対しても「ノー」と言えるようになろうと思いました!
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。