ども!
ド底辺サラリーマンのけんいちです!
本記事は書評記事です!
悩みやすい人や、今まさに苦しんでいる人にピッタリの本です。
人の悩み・苦悩はすべて『意識』から生まれます。
『意識』で人はどう感じるか、どう動くか決まるからです。
花がきれいだと思う人となんとも思わない人。
愚痴を言われるのが嫌いな人となんとも思わない人。
勝ち負けにこだわる人と、そうでない人。
物や出来事に対してどう感じるかは人それぞれの意識次第です。
その感情に振り回され苦しむこともいっぱいありますよね。
でも、それは変えることができます!
意識のレベルを上げていくと、人として成長でき、
「好き・嫌い」「勝ち・負け」「良い・悪い」という二元性をも超越でき、ニュートラルに中立にいることができるんです。
気にならなくなるんですね。
悩みから解放されたい人必見の本です!
ちょっとスピリチュアルな話もあるので、そういうのを「うさんくさいな」と感じる人はピンと来ないかもしれません。
ただ、精神科医である方の著書で、実際に実験して検証しているため、科学的な根拠をもとに書かれていますので、必見です。
また、この本は世界中で称賛され、デンマーク政府、韓国政府からは著者のホーキンズ博士に称号も与えられました。
- こんな人に読んで欲しい!
- この本の要点と僕が伝えたいこと
- 意識レベルとは
- 意識レベルが上がるとなぜ人は悩みから解放されるのか
- 意識レベルが高いと病にもならない?!
- 悩みから解放されるためには、すべての存在はただの事実だと認識する
こんな人に読んで欲しい!
・常に他人と比べたりして悩んでいる人
・優劣にこだわって苦しんでいる人
・何にも動じないニュートラルな意識を手に入れたい人
この本の要点と僕が伝えたいこと
人の意識のレベルは0~1000まで数値化することができる。
その意識も0~199までは『フォース』と呼ばれ、200~1000までが『パワー』と呼ばれる。『フォース』は勝負や戦争など、誰かと争い奪い合って手に入れるようなエネルギーで、200以上の『パワー』は自分のレベルが上がることで手に入れられるエネルギー。
その意識レベルを上げて、『パワー』を手に入れるべき。
人間が作り出したものや言葉も意識レベルを測ることができ、意識レベルの高いものと触れ合うことで自分のレベルも上がり、悩みからも解放されて、人として成長できる。
意識レベルとは
「人には意識レベルというものがある」とこの本で著者が公開しました。
0~1000まであり、それによって人は感じ方や行動が変わってくるとのことです。
【意識レベルマップ】
(109pより引用)
上記は 、本書に出てくる意識レベルマップです。
数値化したものとわかりやすいように意識レベルを言語化しています。
700以上は『悟り』
100は『恐怖』など。
それぞれのレベルにいる人はどんな行動をする人なのか?ということもこの本には詳しく書かれています。
ちなみに300という意識レベルは150の2倍という意味ではなく、10の300乗という意味なので、ちょっとレベルが上がるだけでも相当なパワーの上昇になるそうです。
200の『勇気』レベルがパワーか、フォースかの分かれ目。
200以下のレベルでは、自分が生き残るためだけに、自分のパワーは使われています。(108pより引用)
フォースというのは、自分が生き残るために、優劣をつけて、誰かを蹴落として手に入れるようなエネルギーなので、一言でいうと「負のエネルギー」と言えます。
200以下にいるようでは、幸せになれないということです。
一見幸せに思えても、誰かから奪ったものなので、また誰かに奪われることがあります。
キリストやブッダは意識レベル1000で測定されるそうです。
両者ともキリスト教、仏教を開いた人ですね。
世界中の人が信仰する宗教を開き、神とあがめられている人です。
アインシュタインやフロイト、ニュートンは499、マザーテレサやガンジーは700で測定されるそうです。
ちなみに、700レベルの人1人と釣り合うのは、200レベル以下の人7000万人分だそうです。
マザーテレサやガンジーはんぱねぇ!!笑
この意識レベルは「キネシオロジーテスト」という2人1組で行う誰でもできる実験で測定できます。
自分のレベルがどの位置か気になりますね!
意識レベルが上がるとなぜ人は悩みから解放されるのか
悩みから解放されるポイントは、二元性からの解放です。
勝ち負けや優劣などの二元性にこだわっているうちは人は悩みから解放されません。
「個」という幻想のみが、すべての苦しみの原点です。人間はこれに気付くと、その人は宇宙であり、また完全であり、すべてと共に存在します。(37pより引用)
スピリチュアル的な表現ですが要は全人類も宇宙もひとつだということです。
個人のことしか考えないから、自分と違うものを排除したりしたくなる。
そうすると争いが生まれたり、劣等感が生まれたりして幸せから遠ざかるってことじゃないかと僕は感じました。
自分という存在は、ただそこに“ある”だけ。
自分以外の存在もそれ含めて『ひとつ』なんだということを意識すると他者と比べることもしなくなり、悩みから解放されます。
これって、アドラー心理学の『共同体感覚』に似ていると思いました。
人は少なからず、社会に属しているので、自分の存在は他者と関わり続けているという感覚のことです。
意識レベルが高いと病にもならない?!
著者は医学関係の人なので、さまざまな患者と出会ってきました。
その中で失明した人が視力を回復したり、奇跡としか言えないようなこともあったとのこと。
よくテレビでも「もう助からないと思ってた人が意識を取り戻した。家族の愛が伝わった!」とかいうエピソードが特集されたりしてますよね。
こうした事例は、奇跡なんかじゃなく、意識レベルの高さから来ているとホーキンズ博士は言っています。
病気とかに関してもすべて意識の問題だと。
病気も自分の意識から現れるので、意識レベルの高い徳のある人は病にも勝てるとのこと。
自分という「個」の存在を意識せずに宇宙とひとつだ という感覚があるから自分のことについての出来事なんか、なんとも思ってないんですよね。
なんとも思わない=病にもならない
ここらへん、僕は半信半疑になりながら読んでましたが(笑)、たしかに
・明るく前向きな人がガンに打ち勝った
・病は気から
・プラシーボ効果
とか、まだ科学的根拠が証明されていない不思議な出来事ってありますよね。
他にも火の上を歩く修行なんかも同じだと思います。
※こんなやつ
普通はあり得ないと思うことも意識レベル次第で感覚や認識はコントロールできるのです。
全ての痛みと苦しみは神から生じるのではなく、唯一、自我から生じる(39pより引用)
病だけでなく、痛みや苦しみも自分の意識から生まれる。
自分の意識レベルを高くすれば、悩みはおろか病や苦しみからも逃れられるんです。
悩みから解放されるためには、すべての存在はただの事実だと認識する
僕はこの本を読んで一番共感したところは、物事には良い・悪いなどの二元性はなく、それは人間の意識が決めているという箇所です。
意識レベルが上がるとそうした認識ができるようになるそうです。
他人の目を気にしていたり、誰かと競うことばかりしていたら悩みや苦悩からは解放されません。
その点を非常にわかりやすい表現でこう書かれていました。
態度次第で人は経験する世界を変えることができるということや、そして、その世界を体験する妥当な方法はいろいろあるということを理解するのは、最初は非常に困難なことです。
しかし、あなたが見るものはまるでホログラムのように、あなたがそれを見る位置に完全に関わっているといえます。(317pより引用)
ホログラムとは、見る角度によって見え方が異なる映像などのことをいいます。
物事も自分の感情次第で見え方は変わります。
コップに水が半分入っている状況を
「もう半分しかない」と思うか
「まだ半分もある」と思うか
違うようなものです。
自分の感情もすべて人の意識が決めています。
誰とも比較しない、いや、そうした他人も含めてすべてひとつの存在なんだと認識できれば悩みなど現れないということです。
僕は全然その領域に達していませんし、まだ自分が一番かわいいので(笑)、自分中心で動いていますが。。
人と比べて手に入れるフォースよりも、すべての存在を受け入れて手に入れるパワーを大事にしたいですね。
フォースには、一時的な目標が付き添います。それらの目標が達成されると、無意味な空虚さが残ります。その一方、パワーは、私たちを無限に動機づけてくれます。例えば人生を、出会う人々すべてに尽くすことに捧げられるなら、人生の意味は決して失われないでしょう。(192pより引用)
素敵ですね。
人は誰かのために動くときに幸せを感じる生き物ですが、それは必然のことなのかもしれません。
この本には、他にも意識レベルを高められる音楽や映画、言葉など、たくさん紹介されています。
また、『引き寄せの法則』と同じようなことも書かれていて、納得しました。
難しい内容の本ですが、ぜひ一度目を通して、意識レベルを確認してみてはいかがでしょうか。
この本を読みこんで精通したら、悩みどころか人としての幸福を手に入れられる気がしています。
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。