ども!
ド底辺サラリーマンのけんいちです!
最近よく目にする『サブスクリプション』。
『定額制』ということばがほぼ同意義語で使われております。
物やサービスを買うのではなく、定額の料金を支払い、レンタルで利用するサービスです。
近年、様々な分野の企業で、このサブスクリプションサービスがリリースされております。
新たなビジネスモデルのサブスクリプションサービスが気になったので、ビジネスど素人でなんの取り柄もないサラリーマンの僕が調べて勉強した知識をシェアしたいと思います。
詳しくは書いてませんが、サブスクリプションってなんぞや?と言う方にわかりやすく説明したいと思います。
専門的な知識が欲しい方はこちらの本を!
サブスクリプション――「顧客の成功」が収益を生む新時代のビジネスモデル
- 作者: ティエン・ツォ,ゲイブ・ワイザート,桑野順一郎,御立英史
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2018/10/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
こちらはサブスクリプション型サービスを提供している企業向けのソフトウェアを販売してるズオラという会社のCEOが書いた本です。
サブスクリプションとは?
今はモノが売れない時代だと言われております。
音楽もCDが売れずにspotifyで聴いたり、映画もDVDを借りずにNetflixやhuluなどで観たりしている方も多いかと思います。
spotifyやNetflix、huluもサブスクリプションサービスのひとつです。
消費動向が、『購入』から『利用』へ。世の中の流れが変わってきています。
この流れは、物を持っているのが物理的にも精神的にも邪魔だったり、新しい物を求める若者には同じものを長く保有してるというのが性に合わなかったりするのが要因です。
消費動向の変化により、企業もモノ売りからコト売り(=サブスクリプション)に変化していかざるを得なくなっています。
大手企業も続々参入するサブスクリプションサービス。
これは単なる『定額制』ではありません。
定額制には、例えば新聞なんかが当てはまりますよね。
月々数千円で、毎日新聞が届く。
そして新聞はだいたい年契約だと思います。
1年間トータルにかかる新聞代を12ヶ月で割って顧客に請求しているんです。
単純な分割です。
これに対してサブスクリプションサービスは、高い顧客満足度を達成しないといけません。
途中で解約されてしまったりすると、それ以降は二度と利用してくれなくなる可能性が高くなります。
また、ベーシックプラン、ゴールドプランなど複数のプランを用意して、顧客のニーズに合ったサービスを提供しないと満足度は得られません。
単なる定額制ではなく、顧客満足度を追求した、ハードルの高いサービスなんですね!
サブスクリプションの具体例
サブスクリプションサービスを提供している企業をいくつかご紹介します。
①マイクロソフト
パッケージソフトの『オフィス』を月額利用料を支払い利用できる『オフィス365』を2011年にリリースしました。
買うと高いものを定額制で利用できるようにするのが基本的なサブスクリプションサービスの内容です。
②トヨタ自動車
トヨタ社の車を定額利用できる『KINTO』というサービスを開始すると2018年11月に発表。
レクサス、プリウス始め、小型のヴィッツなど含めて乗り放題だといいます。
価格は2019年2月現在、未定だそうですが、保険料の支払いや車両メンテナンスまで含めた料金らしいです。
個人的に車はこのサブスクリプションサービスは重宝すると思います!
ほんとに車の維持費はバカにならない!笑
車は買うよりも、サブスクリプションを利用した方がメリットあるなぁと思ってます。
ま、利用料次第ですが。。。
③ソニー
ソニーが提供する『PSプラス』はちょっと変わったサブスクリプション形態です。
こちらはプレイステーション4を購入した方で、税抜き月額476円を支払うとオンラインで別のユーザーとプレイできるというサービスです。
ハード面のプレイステーション4本体も買ってもらい、付加価値としてサブスクリプションサービスを提供するという形態です。
(ソニーではサブスクリプションではなくリカーリングと呼んでいるそうです。)
こうしたハイブリッド型のサブスクリプションサービスもあります。
ハード面での収益もあり、さらに顧客満足度を上げるための付加価値の位置付けのサブスクリプションサービスであるこのPSプラスは2010年のサービス開始から現在約3,500万人の有料会員がいるそうです。
すごい!!
④アンドモワ
飲料店のアンドモワでは、定額で飲み放題サービスを提供しています。
面白いなーと思ったのが、定額飲み放題だと、顧客は店に行くたびにタダで飲めるような感覚になり、料理の注文が増えるそうなんです。笑
確かに僕もよくスタバに行くんですが、スタバカードを作ってから料金を支払ってる感覚があまりなくなり行く回数が増えたような気がします。笑
他にも先に挙げたNetflixやSpotifyは、定額で映画、音楽を利用できるだけではなく、AIを駆使して顧客の趣向にあったコンテンツをオススメする機能もあります。
このようにAIやIoT(モノのインターネット化)が進化してきたからこそ、顧客満足度を上げるサービスがたくさん出てきてるんですね!
サブスクリプションのメリット、デメリット
顧客としてのメリット
これはなんといっても、モノを所有しなくていいというところではないでしょうか。
車や家具のサブスクリプションサービスが出てきていますが、特にお金のかかる大型の物は僕も個人的にはレンタルで充分だと考えています。
また様々なサブスクリプションサービスでは、より高い満足度が得られるプランなどもあったりするのでメリットは大きいと思います。
企業としてのメリット
新商品の売上に左右されずに安定した収益を確保できるということが挙げられます。
新商品を発売してそれが不発だった場合、その年の業績に大きく影響してしまいます。
それをサブスクリプションサービスとして提供すれば、『買うほどでもないが買うより安いなら利用してみようかな』という顧客も巻き込むことができるんではないでしょうか。
顧客としてのデメリット
興味ないコンテンツまで含まれることがあります。
洋服を定額制で利用できるサブスクリプションサービスの場合、気に入ったものが少なくても毎月同じ利用料を支払わなきゃいけない可能性も出てきます。
他にも当たり前ですが、利用しない月も利用料を支払わなきゃいけないというのもあります。
これには、休止サービスがあるサブスクリプションもあるみたいなので一概には言えませんが。
企業としてのデメリット
デメリットには、設備投資などの初期費用がかかることが挙げられます。
また、成果が出るまで、利用者に解約されないように質の高いサービスを提供し続けなければいけません。
結構ハードル高いっすよね....
成果がすぐに出ないことも直近の収支を圧迫しそうですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本当に大事なところだけをかいつまんだ感じですが・・・
モノを所有する時代から利用する時代へ変わっているというのは僕も感じています。
そうした世の中の流れの中でサブスクリプションサービスは必要不可欠なサービスだと思います。
利用する側としてもメリットを最大限に生かせるようなサービスを探して使っていきたいですね。
これからはどんなサービスが出てくるのでしょうか。
ではまた。
ざす。