ども!
ド底辺サラリーマンのけんいちです!
日本ではお金の教育ってほとんどされないですよね。
なんとなく、お金の話をすると「やらしい」と思われたり、お金がもとでトラブルが発生したり、何かとネガティブな感情が付きまとってしまっていますが、お金ってそもそもなんなんでしょうか。
そんなお金の本質と良いお金の使い方が学べる本をご紹介します。
それはコチラ!!
投資家 村上世彰さんの新著です!
村上ファンドでも有名なお金のプロの方ですね!
お金のプロが『いま君に伝えたい』と言っていることってなんだろう!
と気になり買いました(#^.^#)
本当にお金とはなんぞや?という基本的なことが書かれていて、将来子供に読ませてあげたいと思えるような本でした。
では、早速書評していきます!!
(5分で読めます)
この本の要点と僕が伝えたいこと
お金は自分のやりたいことを実現させてくれるし、自由もくれる。自分以外の誰かをも幸せにすることも出来る。
お金は貯めておくだけではダメで、『貯めて回して使って増やす』という循環させることが大事。
終身雇用が当たり前じゃなくなったこの時代、お金の知識をつけないと稼いでいけなくなる。
正しいお金の知識を身につけよう!
どんな人に読んでほしいか
・これから社会に出る学生
・お金を増やしたいと思っている人
・お金のことで悩んでしまってる人
お金の基礎知識がつき、どう使ったらいいか、非常にわかりやすい言葉で書かれているのでオススメです!^ ^
お金とは?
まず、お金とはなんだろう?というところからこの本は書かれています。
お金って何?
って改めて自分に問いても、なかなかうまい答えが出なかったです、、、汗
お金には3つの機能があります。
①何かと交換できる
→普段の使い方ってこれが多いですよね。お金を渡して、何かを貰う。
②価値をはかることができる
→大抵のモノには値段というものが付いています。値段というひとつの指標でモノの価値がわかります。
③貯めることが出来る
→貯金ですね。お金は貯めておけばその価値は積み重なり大きくすることができます。
お金の始まりは貝殻だって、歴史の勉強で習いましたよね^ ^
お金はモノの価値をはかることができ、物々交換の道具として始まったんですね。
お金は3つの機能を持った非常に便利な道具だということです!
そして、お金は社会の血液でもあります。
血液は循環しないと身体に害を及ぼします。
そして、お金も同じだというのです。
お金の貯める機能があると書きましたが、もし、みんながみんな貯めたままでいたらどうなるでしょう。
サービスやモノにお金を払わない
→サービスやモノを提供してる人の給料が上がらない
→提供してる側の人もお金がないので何かにお金を使うことが出来ない
→更に他のサービスやモノを提供してる人にお金が入らない・・・・
と負の連鎖が起きます。
お金が循環しないと社会が上手く回らなくなってしまうんですね。
村上さん曰く、今の日本はお金がうまく巡っていないそうです。
個人が貯金してるということばかりでなく、企業も投資や人を雇うためにお金を使うべきなのに、使っていないと言います。
もっと皆がお金の知識をつけて、社会の中でのお金の巡りを良くすれば、景気はもっと良くなりそうですね。
ただ、お金を使えばいいってものでもなく、当たり前ですが、自分が使うお金は自分が努力して手に入れたものなので、その努力と対等な価値があるかじっくり考えてから使わなければいけません。
また、村上さんは下記4つのことはお金について大切なことで絶対に頭に入れておいてほしいと仰っています。
①自立していきていくには、お金は絶対必要である
②やりたいことをやるには、余分なお金があったほうがいい
③困ったときに、お金は君を助けてくれる
④君がお金を持っていれば、人を助けることが出来る
お金は自分を支えることができ、誰かを助けたり幸せにすることも出来る素敵な道具なのです。
お金に支配されない方法
ただ、お金ってなんとなく「汚い」っていうイメージもあるんではないでしょうか。
お金の話ばかりしてる人はいやらしいと思われたり。
そんなお金にマイナスイメージがあるのは、お金を巡るトラブルや事件などが多いからではないでしょうか。
お金でトラブルを起こす人の根本の原因は、お金の本質を見誤ってるからだと思います。
お金の魔力、誘惑に負けずに支配されない方法は、モノの本質を良く考えること。
お金はモノの価値をはかると書きました。
価値をはかる指標ではありますが、本当に自分にとってその価値を支払うだけのモノなのか、良く考えないといけません。
「お金があれば何でも手に入る」
確かにそうかもしれません。
ただ、それで幸せになれるでしょうか。
お金以外の「ものさし」が自分の中にあれば、お金の魔力に惑わされることはなくなる。その「ものさし」とは、自分なりの「幸せ」の基準です。(39pより引用)
お金は自分を幸せにするためのものなのに、自分の幸せって何?ってことがわかっていないと、お金を手に入れることだけが目的になってしまい、なんにも幸せな人生になりません。
自分の幸せの基準を考えることが、お金に支配されない方法です。
その幸せを満たすだけのお金を手に入れられるように努力するだけです。
僕も今一度、自分の人生を幸せにするにはどれくらいのお金が必要かを考えてみたいと思いました!^ ^
自分でお金(価値)を生み出すということ
冒頭に、「終身雇用が当たり前じゃなくなったこの時代、お金の知識をつけないと稼いでいけなくなる。」と書きました。
働き方というのは今大きく変わっていっています。
色々な業種や職業が淘汰されていく中、自分で価値を生み出す大切さも書かれています。
みんなと同じことをしていたら、みんなと同じものしか得られません。これはお金のことだけではなく、幸福感や喜び、やりがい、達成感、人からの信頼、そういったすべてのことを指します。人よりも社会に役立ったり人を幸せにしたりすることができれば、みんなより多くの幸せを得ることができるのです。(99pより引用)
これからは個人の力が求められる時代です。
自分だったら何ができるか?どう人の役に立てるか?社会に貢献出来るか?を考えることが大切です。
それがお金を増やすことにも繋がります。
自分で世の中に価値を生み出すことを意識していきたいですね!
一番幸せなお金の使い方
お金が叶えてくれることに、自分のやりたいことの実現や自由を与えてくれるということ以外に、人を幸せにすることが出来るということもあります。
僕はこの部分を読んでとても感動しました。
昔は、ボランティアなど見返りがない物に関しては全く興味がなかった村上さんが、リターンというのはお金だけではないと仰っていた部分です。
今ではチャリティー団体も運営されています。
自分が大好きな投資も社会貢献も、「何かの目的を達成するためにお金を託す」という意味では同じだと考えるようになりました。違いは、リターンがお金であるかどうかという点だけです。
社会貢献という投資の目的は、そのお金が誰かの、そして将来のより良い暮らしのために有効に使われること。寄付をして、「誰かの役に立てた」と思えるその気持ちこそがリターンとなります。それは目に見えないし、寄付したお金は帰ってきません。でも温かい気持ちが自分のなかに残るのです。(179-180pより引用)
少し長いですが、僕がお金を使って人を喜ばせる本質が書かれていると思ったのですべて引用しました!
社会貢献という投資は「誰かの役に立っている」という自分の満足感と幸せにも繋がるという事です。
お金の使い方は様々ですが、お金としてのリターンを求めるだけではなく、誰かの幸せのために使っていきたいなと強く思いました。
また、社会貢献のためにお金を使うと、寄付した団体から「ありがとう」と言われるが、「こちらこそ寄付させてくれてありがとうと感じている」と村上さんは仰っています。
スキルがない自分の代わりに寄付したお金を原資に社会貢献活動をしてくれているのだから、こちらこそありがとうと言いたいと。
村上さんは素晴らしい考えの方だなと感心したのと、自分もそうなりたい!と強く思いました。
この部分を読んで村上さんの考え方を知れただけでもこの本を買った価値がありました。
この本を読んだらどうなれる?
この本を読めば、お金の本質からお金の貯め方、使い方まですべてを知ることが出来ます。基本的なことばかりなので、自分の考え方の確立の基盤になる本です。
(具体的なお金の増やし方とかは書いていないので、本格的に投資を学びたい方は別の本を読んだほうがいいと思います。)
また、自分にとっての幸せとは何か?ということまで考えさせられます。
いかがでしたでしょうか。
少々長くなりましたが、本当に良書だと思いました。
お金関連の本って結構読んでますが、ここ最近では一番感銘を受けました。
ぜひ、読んでみて欲しいです。
超オススメです!!!
ではまた。
ざす。